犬猫の手作り自然食に、岩塩をお勧めする理由。「海のマイクロプラスチック汚染」

犬猫の手作りごはんってどんなイメージですか?

そう聞くと大体の方が「人間の食事から食べてはいけないものと味付けを取り除いたもの」とおっしゃいます。

手作り自然食は、この「完全に飼い主目線の犬猫ごはん」とは全く違うものです。

犬や猫は味覚よりも嗅覚で食べ物を選びます。
「しょっぱさ」は必要ありませんが、ミネラルとしてのナトリウムは犬猫にとっても必要不可欠な栄養素です。

自然界では当然に犬猫の口に入るミネラル。
残念ながら、手作り食になると同じ食材が手に入らないため不足してしまいがち。

その重要なミネラルである「ナトリウム」を補うために最も使いやすい食材が「塩」です。

どんな基準で塩を選んでいますか?

お薦めは、自然塩。しかも、岩塩。

昨年まで、「自然塩」溶解やイオン膜〇〇などと書かれていない、非加熱の天日干しの海塩や、採掘して砕いただけの岩塩をお薦めしてきました。

最近は海塩を薦めず、「岩塩」とお伝えしています。
その情報が入ってから先生と直接お会いしていないので理由は聞けていません。

 

「岩塩」の材料って何だと思いますか?

太古の昔の海水です。
つまり、栄養だけを見れば海塩も岩塩も同じ原材料、同じような内容になるはずです。(塩が採れた地域により含有ミネラルの種類や量は大きく異なりますが)

今は犬猫たちにとって重要なミネラルであるナトリウムの摂取には岩塩をお薦めしています。

その理由になるであろう、とても気になる情報があります。

 

「海のマイクロプラスチック汚染」

海洋汚染と私たちの食生活が無関係ではないことや、人類の手に負えないような汚染物質を人類自身の手で海に流している現実を突きつけられます。

この手の情報では必ず「少量のため人体に問題があるかどうかの研究結果が出ていない」というおまけがつきます。
それを「少量だから気にしたってしょうがない」と都合よく変換するのか
少量とはいえ、有害物質が身体に溜まり続けることを知り、犬猫を守るために何ができるのか。

選ぶのは、飼い主様です。

 

犬猫さんの手作り自然食では、海塩ではなく岩塩をお薦めします。

今は、海の食材の選び方にも気を遣う。
養殖魚は食べさせない。

数年先に、同じことを言っているかどうかはわかりません。
漁業の2048年問題も、絵空事ではないと想像しています。

とっくの昔に、海のものを口に入れることをそのものを考えなければいけない時期に入っているのでしょう。

美味しいから、食べてすぐ死ぬわけではないから食べるけれど。
まだまだ、壮大な人体実験の途中です。

マイクロプラスチックそのものの危険性はまだわかっていません。
プラスチックを食べて体に良いとは個人的には思えませんが。

今わかっているのは、マイクロプラスチックには有害物質が付着しており、それを動物が口に入れることで有害物質が体内に残るということ。

身体が小さな犬猫たちは、人間よりも有害物質が体に溜まっていることが分かっています。

ペットフードを避けていても、食材や室内の様々な工業製品から入ってくる有害物質を全て口から入れないことはもはや不可能です。

それでも、なるべく入れない。
そして、排出すること。デトックスを意識すること。

犬猫たちに健康をもたらす食事を考えて情報を持つことは、飼い主様の健康と食生活にも役立ちます。

 

海の生き物に必要な栄養は、まず、海の表層にいる植物プランクトンが、太陽の光を受けて光合成で作りだします。
それを小さな動物プランクトンがえさにして、さらに魚などが、その動物プランクトンを食べます。
この動物プランクトンが、植物プランクトンと間違えてマイクロプラスチックを食べてしまっていることが、最近の研究でわかりました。

この動物プランクトンを魚が食べ、その魚をさらにサメやクジラのような大型の生き物が食べることで、海の生き物全体にマイクロプラスチック汚染が広がっていくる可能性があります。

また、動物プランクトンが栄養のないマイクロプラスチックを食べて満腹になれば、発育不足になって生態系のバランスがくずれるかもしれません。

プラスチックにかぎらず、物体の表面にはさまざまな物質が付着しやすいので、マイクロプラスチックが生き物の体内に入れば、それと同時に、表面についた有害な物質が取り込まれる可能性もあります。

プラスチックそのものに有害な物質が添加されていることもあります。

実際に、魚や貝、水鳥などの体内から、プラスチックや、そこから溶けだしたとみられる有害物質がみつかっています。

 

東京大学海洋アライアンス「海を知ろう」より引用

 

汚染されているもの、有害なものは身の回りに溢れています。

だから、「買うものがない。避けられない」と放り投げてしまうのか。
「選ぶこと。吟味すること、少しでも減らすこと」を考えるのか。

家族の顔を見て、考えてみてくださいね。

まだ、わずかではありますが私たち自身の手で選ぶことはできます。

 

そして、愛犬愛猫のちいさな体がどれだけ汚染されているか被毛ミネラル検査にて5つの有害金属については調べることができます。
食材選びの参考に、手作り食の栄養バランスとうちのこの状態のチェックに役立ちます。

 

参考資料:NHKクローズアップ現代海に漂う“見えないゴミ” ~マイクロプラスチックの脅威~

東京大学海洋アライアンス「海を知ろう」

毎日新聞社 プラスチックごみ 海を守る取り組み急げ

魚を通じて人体に悪影響を及ぼす。日本人に最も身近な有害物質 マイクロプラスチック汚染の実態